幸洋コーポレーション

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サブリースの形態とメリットや注意点について知ろう

 

サブリースの仕組みとメリット

サブリースは賃貸住宅や産業用不動産のオーナーなどが自ら貸すのではなく、不動産会社やサブリース業者に賃貸管理を依頼して、貸してもらうものです。
転貸の仕組みを利用したものですが、不動産賃貸の知識やノウハウがなく、忙しくて管理ができないという方でも、専門業者のノウハウを利用して気軽に貸すことができます。
サブリースでは、引き受けた専門業者が入居者やテナントの募集から入居中の管理や賃料収受、建物の管理やトラブル対応、退去時のリフォームなどまで一括で請け負ってもらえます。
忙しい方や知識がない方でも、賃貸不動産のオーナーとして毎月、安定的な賃料収入を得られるのもメリットです。

 

サブリースにおける賃料について

サブリースをする場合の賃料は、自ら貸す場合よりは安くなります。
その差額は業者の手数料や入居管理のコストなどにあてられます。
たとえば、地域の賃貸住宅の賃料相場が10万円の場合は8万円程度の賃料となり、その差額はサブリース業者に入ることになるわけです。
得られる賃料は地域の相場より安くなるとしても、あらゆる賃貸に関する業務をお任せできるのでコストパフォーマンスは悪くありません。
10万円で貸したいのであれば、自分で貸せばいいだけの話ですが、その場合には入居者の募集などを改めて不動産会社に依頼して仲介手数料がかかったり、入居中のトラブル対応や建物管理などを自らの費用と労力で行わなければならなかったりします。
その手間やコストを考えれば、決して高い手数料ではありません。
また、サブリース業者によっては、空室リスクをカバーしてくれるサービスやプランを用意しているところもあります。
仮に入居者が見つからないときでも、毎月の賃料を保証してくれるというものです。
その場合は空室保証料がかかるので、たとえば、地域相場で10万円の物件なら7万円程度の賃料となるなど割引額が増えます。
もっとも、空室リスクを自分で負担するとなれば、8万円から10万円の賃料収入を何か月にもわたって得られないリスクがあるわけです。
入居者がすぐに見つからないような地域であったり、毎月、一定の収入が入らないと困ったりするという方には空室保証もしてくれるサブリースは便利です。

 

サブリースの注意点

サブリースを利用するうえで、一番怖いのは業者が倒産してしまったり、経営が悪化したりすることです。
リース期間中に倒産してしまい、約束された賃料が入らなくなったり、入居者対応や建物管理などをいきなり自分で対応せざるを得なくなったりすることがあります。
また、経営悪化などにより、賃料相場の上昇や管理コストの値上がりなどを理由に賃料の減額などを求められたり、空室保証の停止など契約条件の変更を無理に求めてきたりするケースもあるので注意しましょう。
さらに、サブリース業者が適切に建物管理や入居者管理などを行っていなかった場合、入居者とのトラブルやマンション管理組合などとの間でトラブルも発生しかねません。
こうしたリスクを回避するためにも、信頼できる業者を選定することや、契約条件をしっかり定めること、定期的に業務内容をチェックすることも大切です。
賃料の高さばかりに目を向けず、しっかり業務をしてくれるサブリース業者を選びましょう。